Jewellery Wanderlust VACANCES は、現在準備中です。
気取らず、ヴァカンスのようにリラックスしたムードで
ジュエリーワンダーラスト ヴァカンスは、様々な国の文化と人々の息遣いが感じられるジュエリーを世界中からセレクトしています。
サハラ砂漠より
サハラ砂漠に暮らす「青の民」―。
トゥアレグ族は、ナイジェリア、リビア、アルジェリア、ニジェール、マリ、ブルキナファソといった国々にまたがるサハラ砂漠に暮らすノマドの人々。
紀元前5世紀には歴史書に登場している古い民族ですがはっきりとした起源は分かっておらず、4世紀に現れた女王がトゥアレグ族の始祖とされています。
砂漠を自由自在に移動する彼らは、高価な品を各都市に運ぶキャラバンとして、大きな富を築きました。
そんな彼らの生業のひとつとして忘れてはならないのが、シルバージュエリーの製作。

トゥアレグ族のシルバージュエリーは、婚礼の際の花嫁への贈り物としてや、成人の際に父親からの息子に受け継がれる物としてなど、人生の節目に重要な役割を担ってきました。その技術の高さとデザインの独創性は今や世界中で知られるところとなっています。
その特徴は、「シルバーの純度の高さ」と「エボニー(黒檀)」、そして「シンボリズム」。
一般的なスターリングシルバーの銀含有量が92.5%のところ、トゥアレグシルバーの銀含有量はほぼ100%です。ジュエリーワンダーラスト ヴァカンスでは、銀含有量のサンプル調査を実施し、クリアした取引先のお品のみを取り扱っています。
そして黒い装飾は、日本では黒檀と呼ばれるエボニー。古くからその硬度と漆黒の美しさで高級家具や楽器に使用されてきたエボニーは、トゥアレグの人々にとって欠かすことのできない素材です。
シルバーにエボニーが組み合わさることで、クールなのに暖かみも感じる、トゥアレグシルバーの唯一無二のデザインが出来上がります。
デザインのモチーフは、トゥアレグ族の砂漠の中での生活や自然といった身近なテーマと、宇宙や信仰といった彼らの精神世界の両方が合わさった特有のものです。砂を撫でる風の動きから穀物の粒を運ぶアリの隊列、はたまた食べ物を入れる茶碗まで。彼らのジュエリーはシンボリズムに溢れています。

インディゴに染めた伝統衣装を着た姿から「青の民」とも呼ばれますが、トゥアレグ族は自らのことを「Imohag(=自由の人々)」と称しています。
過酷な砂漠をラクダで駆け回り、砂嵐の中を進んでいく。そんな彼らの自由なスピリットを、ジュエリーに乗せてあなたのもとへ。
